
『心の病気』
心の病気はなぜ起こる?
心の病気は、さまざまなことが精神や身体の働きに影響を及ぼして、精神や身体の働きが不安定になり、日常生活に支障が生じてしまう状態をいいます。このとき、心に何らかの影響を及ぼしているもの、それが心の病気の原因と考えられます。その原因として、大きくは、①外因(身体的要因)、心因(精神的要因)、③内因(遺伝的要因や体質的要因など)の3つに分けて考えることができます。
外因(身体的要因とは)
外因、つまり外からの原因によって発症する心の病気を外因性精神障害といいます。外因性精神障害には3つのタイプが考えられます。
①器質性精神障害
交通事故で脳に損傷を受けた場合や脳腫瘍、脳血管性障害、認知症(アルツハイマー型認知症など)のように、脳の特定特定できる部位に病変が起こるもの(器質的な変化)です。

②中毒性精神障害(物質関連害)
アルコール、覚醒剤、シンナーなどが外部から入って脳に直接作用して起こる障害です。

③症状性精神障害
肝硬変や腎不全、肺炎などの身体的な病気が間接的・二次的に脳に影響をを及ぼして起こります。これらの外因性精神障害の場合、脳のどの部位がどの程度損傷かによって症状は異なりますが、起こりやすい症状としては、一般的に、意識障害(せん妄、もうろう状態など)や、失語、健忘、集中力の低下、人格の変化などが挙げられます。

心因(精神的要因とは)
心因とは、私たちが日々受けるストレスや不安、心に抱える葛藤もことです。これらのストレスや不安は誰もが経験しているものですが、どれだけ心の負担に感じるのか。上手に対処できるかどうかには個人差があります。 こうしたストレスなど、心にかかる負担に対処する能力として、人には防御反応が備わっていますが、その防御反応が過度に働いたり、あるいは逆に働かなかったりすると、身体や心に支障をきたしてしまうこともあります。このうち身体に支障をきたしたものを心身症、心に支障をきたしたものを心因性精神障害と呼びます。心因性精神障害は、ストレスや不安などを感じやすい人に起こりやすい病気です。たとえば、同じような出来事が起こっても、それに上手に対処できる人もいれば、強い不安や恐怖を覚えてしまう人もいます。このように、その人の性格や経験、価値感なども影響し、受けたストレスの大きさによって、時として支障となって現れるのです。
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内因とは
内因とは、遺伝的要因や体質的な要素が関係していると考えられることですが、内因性の心の病気は遺伝性のものではありません。発症にはその人の生育環境や人生経験、ストレスなどの心因も深くかかわっていると考えられますが、原因は特定されていません。内因性の心の病気として代表的なものが双極性障害と統合失調症です。近年、これらは神経伝達物質(ドーパミン、セロトニンなど)の異常が関係しているという仮説から、それに基づいた治療薬が効果を発揮することも分かっています。
心の病気一覧

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気分障害
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重度ストレス反応
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習慣及び衝動の障害
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性嗜好障害
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非器質性睡眠障害
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児童期・思春期の心の病気
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女性・男性特有の心の病気
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①更年期障害女性
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④性機能障害男性
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老年期の心の病気
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